ミナミヌマエビが夏の暑さで赤くなって死んでしまったという話が、8月2日の朝日新聞の投書で見られました。
ミナミヌマエビの夏の屋外での飼育は、暑さで死ぬことがあり注意が必要です。
夏のミナミヌマエビの屋外飼育についてお知らせします。
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夏の暑さでエビが死んでしまった
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夏の暑さでエビが死んでしまったという話が、8月2日の朝日新聞の投書で欄「ひととき」に「エビ救った父の遺品」として掲載されていました。
小学生の孫にせがまれたおばあちゃんが、玄関に水槽を作り、メダカ、ミナミヌマエビ、ヤマトヌマエビ、タニシを飼っているというものです。
内容からは、玄関の中の室内なのか、玄関外の屋外水槽なのかはわかりませんが。この生き物たちの品目を見ると、ビオトープを作ろうとしているかのようですね。
小学生の飼い主さんながら、大変物知りで勉強されているのですね。えらいえらい。
暑さで死んだエビが赤くなる
ところが、その中の、エビの一匹に異変が生じたというのです。
ある日、エッ? 1匹のエビが赤みを帯びていました。
「おすし色になると駄目になるんだぁ」
と孫は暑さにやられたといいます。
「おすし色」というのは、寿司屋さんのエビのことで、いわゆる、茹でエビのことですね。
死んでしまったのが、ミナミヌマエビか、ヤマトヌマエビかは書いていませんが、たぶん、ミナミヌマエビの方だろうと思います。
というのは、ミナミヌマエビの方がヤマトヌマエビよりも体が小さいですね。
なので、それだけ暑さにやられやすいと考えられるためです。
普通に死んだエビは赤くならない
ちなみに、夏の暑さ、水温の上昇によるものでない、それ以外の原因で死んだときには、ミナミヌマエビが赤くなったということは経験がありません。
やはり、暑さで死んだときに、エビが赤くなるようですね。
ミナミヌマエビが夏に死ぬ原因
この場合のエビの死んだ原因は、夏の暑さといえますが、その場合の暑さとは、直射日光または、水温の上昇のどちらかです。
夏の直射日光にエビは弱い
水の中に飼っている生き物でも、水槽に日光が差せば、光に当たります。
特にメダカの場合は、日光に当たった方が、色が鮮やかに育つといいますね。
基本的にミナミヌマエビは、物陰に隠れているのが好きなのですが、うっかり日に当たってしまうこともないとは言えませんね。
元々、エビ類は水底の暗いところにいるのを好むようですので、何らかの原因で日光が強く当たった場合は、それだけ光に弱いとも言えます。
水槽の水温の上昇にも注意
もう一つはやはり、直接に光に当たらなくても、水温の上昇もエビにとっては、文字通りの死活問題のようです。
私自身も、水槽を日向に出しておいた折に、エビの一匹が赤くなって死んでしまった経験があります。
その時は、水槽に手を入れると、生ぬるいくらい暑くなっていましたので、水温が上がり過ぎないような工夫も必要だと思います。
また、水が少ないとその分温度が上がりやすくなりますので、メダカやエビの水槽には、あらかじめ、水をたくさん入れておくことも対策になります。
メダカ水槽の夏の暑さの対策
投書をされた方は続けて
「保冷剤を袋で包み布団止めで水槽に固定すると、水温も安定したようです」
と書いておられます。
もちろん、保冷材も効果的です。
他には、よしずやすだれなどで、日よけをするのがよいです。
これは飼い主が家を留守にしても安心です。
他には、飼い主が家にいる場合には、水温の様子を見て、水を入れる”足し水”をするのも効果的ですよ。
具体的な対策は、こちらの記事をご覧くださいね。