ビオトープとは何か知っていますか?
屋外のメダカ水槽をビオトープにしてみました。そうしたら意外な利点が!
見た目もきれいだし、水槽の管理も、これまでよりすごく楽になったのです。広くなってもちろんメダカたちも大喜び。
キングタライや、べニア板などの端材を使ったビオトープのレイアウト、その外形についてをお知らせします。
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ビオトープとは?
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ビオトープは、生命:ビオ(bio)+場所:トープ(topos)を合わせた造語。
一口で言うと、「さまざまな生き物が共生している生息域や空間」空間のことです。
自然の池だったら、メダカにわざわざ餌をあげなくても、自然にあるものを食べて、メダカもエビも植物もいずれもが生きていられますね。
ここでいう、メダカ飼育の際のビオトープとは、自然の状態に近づけた、人工のそのような空間を目指すものです。
ビオトープに使った容器はキングタライ
今回私がビオトープに使った容器は、名称「キングタライ」または「キングタブ」というものです。
なぜこれを使ったかというと、息子が買ったものが、家にあったためです。
価格は、ホームセンターで買った時は、1000円位でした。
サイズは、78リットル。サイズは、内径が50センチx70センチくらい。(正確なサイズは「幅532x奥行753x高さ288mm」)
サイドの下部に、水抜きの栓がついています。
色は黒やグリーンがあります。
トロ舟もおすすめ
他におすすめは、トロ舟またはプラ舟、あるいはプラ箱、と呼ばれるものです。
こちらは浅いので、できれば台があるといいと思います。
台が必要なのが難点ですが、下に述べるように板で囲いを作るとしたら、簡単にできるという利点がありますね。
私は本当はこちらのトロ舟の良かったのですが、たまたま家にキングタライがあったので、キングタライで始めることにしました。
ホームセンターなら、どちらも売っていますので、場所やお好みに合わせて選んでくださいね。
関連記事:
トロ舟ビオトープ メダカ飼育に適したサイズと価格
メダカのビオトープ完成形!
キングタライのビオトープ、これで一応完成形です。
このビオトープの外形は、真ん中にプラスチックの容器を置き、ナチュラルな見栄えになるように、周りを板で囲っただけで、簡単にできます。
もちろん、外側の板はなくても、プラ容器にレイアウトしたものだけでもかまいません。
ちなみにこれまでのメダカ鉢は、下のものでした。
ビオトープの作り方
キングタライを使った上のビオトープの外側の作り方について解説します。
キングタライの縁、上部に板を置く
キングタライの上部を囲うかたちで板を置くだけでも、だいぶ印象が違います。
上は、たまたま家にあった端材を利用していますが、もっと幅広の板だと、タライのブルーが目立たなくていいですね。
なお、キングタライの同種類のタライには黒もありますので、探してみてください。
キングタライのビオトープ側面
側面も端材を使ってできるだけ囲ってみました。
正面はすのこを利用していますが、すのこの下部には何もありません。
ビオトープの側面
側面は、レンガを置いて、その上にべニア板を置いただけです。
これだけでもタライのブルーそのままよりは、印象がずっとナチュラルに。
なお、このビオトープの起き場所は、敢えて北東側の玄関にしました。
表側には庭もあるのですが、真夏は水が熱くなるくらい日差しが強いので、とてもそちらには置けそうにありませんね。
玄関前なら、朝と午前中以外は、直射日光が差さないこと、下が平らでしっかりしていること、出入りの度に目が届きやすいことが理由です。
大きなビオトープでも移動のできる工夫
また、夏場の強い日差しに合わせたいなど場合によって移動できるように、底には車輪のついた板状のキャリーを置いてみました。
「平台車」と呼ばれるものです。
これが全くないと水を入れた後では、たった数センチでも動かせなくなってしまいますので、家にあったので使ってみました。
ビオトープに使ったお金
今回、ビオトープに使ったお金、費用はというと、何もありませんでした。0円です。
水草など中に入れたものについては、庭にあったものを使っただけです。
すべて家にあったものでできたということですが、皆さんがお作りになる際には、容器だけを買っても、千円台で買えると思います。
そういう意味では、室内水槽よりも安価でできると言えるかもしれません。
ビオトープでメダカを飼育するメリット
夏は、水が多い、大きな水槽の方が温度変化が少なく、暑さによるメダカやエビへのダメージが少ないということ。
この場所においてさえ、ちょっと油断すると、エビが毎年死んでしまっていましたが、これからはその心配は要らなくなりました。
それと、これまでの水槽よりも、圧倒的に管理が楽だということです。
これまでの水槽は、藻が発生してしまったため、水替えも早めに、その度に水槽を掃除しなければなりませんでした。
ビオトープの場合は、貝であるヒメタニシを加えたので、藻の心配は一切いらなくなりました。
一種類だけの生き物や、植物がない人工的な環境だと、偏りが生じてしまい、飼育にはそれだけ手間がかかるということなのでしょう。
なお、気温の高い季節ほど、必ずといっていいくらい、藻は発生するので、タニシなどの貝類は、ビオトープの場合は必須だと考えます。
自然でワイルドなビオトープ
屋内の整った水槽もいいのですが、ビオトープを作ってみると、何よりも、ビオトープは、見た目も自然で、とてもワイルドだということに気づきます。
そのためため、メダカもエビも生き生きしており、見ているだけで、すっかり癒されます。
次回は、ビオトープの中身のレイアウトについて説明します。
それではまた!
キングたらいは、簡単にレイアウトのできるメダカも全部セットのものが、手軽でおすすめです。