ミナミヌマエビと、エビの稚魚の稚エビを飼っているところですが、稚エビの方は孵化後1か月、まだ全然大きくならないのです。どうしてだろう、餌が悪いのかしら。
そもそも稚エビの餌って何を食べるのかな?
ミナミヌマエビの稚魚飼育の成長と注意点について、調べてみたことをまとめておきます。
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ミナミヌマエビは飼いやすい生き物
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ミナミヌマエビは、エビの中でも飼育しやすいといいます。
エビの中では丈夫で、繁殖もしやすいという意味だと思います。エビにもいろいろな種類があるんですね。
さらに、同じ生き物でも、魚であるメダカとはいろいろな違いがあります。
産卵と孵化については
ミナミヌマエビ産卵と飼育の注意点 孵化までの日数 水替え メダカ混泳不可
ミナミヌマエビはメダカよりデリケート
ミナミヌマエビは、実際育てている印象でいうと、メダカより弱いというより、メダカに比べるとずっとデリケートな感じがします。
ミナミヌマエビは水質の変化やストレスで脱皮をすると言われています。
そして、水替えの後に急に活気づいて、そのあとで脱皮をすることがよくあります。
もちろん、メダカの方は脱皮というのはありませんね。
ミナミヌマエビの方が、それだけ環境の変化に敏感だという感じを受けます。
ミナミヌマエビは水質の変化に注意
なので、ミナミヌマエビのいる水槽の水替えの時や、水槽を移すときなどは、水温や水の質がこれまでと変わりないように気を付けてあげる必要があります。
温度も重要なので、急に新しくて冷たい水に入れるのも良くないみたいです。
その場合は、バケツに水を汲んで、日向にしばらく置いてから加えます。
もっとも、これについては、メダカも同じです。やはり、生きているものなので、慎重に丁寧に扱ってあげる必要がありますね。
水合わせについては
メダカを買ってきたらまずは水合わせをしてから水槽に入れて安全に!
ミナミヌマエビは夏の高温はダメ!
同じ水槽に入れておいて、メダカは平気なのに、エビの方は3匹のうち2匹が★になってしまいました。
どうやら、暑さに関してはエビは厳禁のようです。
2匹は水替えの際にどこかにはねて行ってしまいましたが、それは環境のせいではありませんが、元気すぎてもそういうことが起こるので、丁寧に扱ってくださいね。
水替えの時には、エビが”跳ねる”ことには重々注意する必要があります。
下の記事を見てください。
ミナミヌヌマエビの稚エビの成長
稚エビは、7月15日に孵化しました。
水槽に散らばったものを、水槽とは別容器に集めて入れて、そちらで飼育をしています。
稚エビはすごく小さいので、取り出すときは、スポイトが必要です。
稚エビを取り分ける水槽や容器について
ミナミヌマエビの稚魚は、ものすごく小さいので、最初はごくごく小さな容器で十分です。
そして、稚エビの成長も、メダカよりももっとずっとゆっくりなので、大きくなるまではそれで差し支えなさそうです。
小さいものの方が観察しやすく、そして、浅いほど管理がしやすいです。手元にある清潔な物なら容器として使えますよ。
こちらは稚魚用におすすめ
ミナミヌマエビに適した水草
今のところは稚エビは、メダカと混泳にはしておらず、稚エビだけで飼っていますが、その場合は、水草は、もちろん入れた方が水質保持にもいいですが、最低限の量で大丈夫そうです。
メダカと混泳にする場合は、隠れる場所がないとまず育たないので、その場合の水草はたくさんあればあるほどいいと思います。
ミナミヌマエビの稚エビは混泳では育たない
屋外の水槽には、1匹だけ育った稚エビがいますが、数十匹が何度か孵っても、これまでは皆メダカに食べられていたようです。
屋内水槽にするまで全く気がつきませんでした。
たぶん通算100匹くらいは孵化した中で残ったのがその1匹なのだと思います。
ですので、ミナミヌマエビを増やしたい、稚エビの観察がしたいという場合には、それなりの準備が必要です。
ミナミヌマエビの稚エビの餌は特にいらない
メダカと混泳にしている場合は特に必要ないようです。水槽の苔や、メダカのフン、それとメダカが食べ残して、下に沈んでしまった餌を食べているようです。
これは親エビの方も変わらなくて、特にエビ用の餌というのをあげなくても、メダカに餌をあげていれば、それで十分です。
もちろん、エビだけで飼う時には、餌をあげる必要がありますが、それもメダカの餌と同じものでだいじょうぶです。
ミナミヌマエビの稚エビの成長は?
とにかくなかなか大きくならないです。7月に生まれて約1か月は経ちますが、1ミリだったのが3ミリになったかなあ、というくらい。
親エビの大きさが、大きいもので2、3センチ位ですが、2センチに大きくなるまでは、2~3か月かかると言われています。
下は、ぐるぐる周遊する小エビの様子。上の写真よりは大きくなっています。
ミナミヌマエビの寿命は短い
メダカの寿命はというと、長くて2年くらい。
それに対して、ミナミヌマエビは1年と言われています。
それと、屋外と室内飼いとを比較した場合には、室内の方が日照の関係かどうしても短くなってしまうようです。
ミナミヌマエビのメスは産卵が寿命を縮める
さらに、メスのミナミヌマエビは、産卵を1回または2回すれば死んでしまうのだそうです。
それだけ体力を使うのですね。
なので、メスが多いと自然と水槽のエビの数は減っていってしまいますので、それに合わせて補う程度に、繁殖をさせるのもいいかなと思います。
ミナミヌマエビの稚魚観察は一度はかならずおすすめですが、数が多くなりすぎるとフンの掃除がたいへんなので、飼う数はほどほどに抑えた方がいいでしょう。
まとめ
どうしたら生き物にとって快適かを、観察しながら考えるのも飼育の楽しいところです。
メダカ以上に、ミナミヌマエビの飼育は変化に富んでいておもしろいのでおすすめですよ。
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