手作り池と屋外水槽、真夏の日差しで水温が上がりやすいのはどちらでしょうか。
梅雨に入って暑さは中休みとなりましたが、これから本格的な夏に向けての、メダカの屋外飼育の注意点をお知らせします。
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手作り池でのメダカの夏越し
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庭に穴を掘って防水シートを敷いた池と、石の手水鉢でメダカとミナミヌマエビを飼育しています。
池の作り方と今までについては、最初の記事からご覧くださいね。
メダカのビオトープ池の作り方!池用防水シートを敷けば自作できる
メダカの屋外飼育の注意は水温
気温は真夏並みの33度になったと思ったら、次は22度に急降下、あれあれ、メダカはだいじょうぶかな。うむむ。
ただし、メダカの場合、問題になるのは気温ではなくて、その場所にある特定の屋外水槽の水温ですね。
たとえば、気温がそれほど高くなくても、日差しの強い場所に置けば、夏でなくても水の温度が上がってしまいます。
水槽のある場所のここの 条件によって違いがあるので、今すぐチェックしてみてくださいね。
池に手を入れて水温を知ろう
手作り池に関しては、日が当たりすぎるのはもちろんよくありません。
水温は今のところは、それほど上がっていないようですが、こちらも初年度は、その条件で水温がどのくらいになるのかを知る必要があります。
正確な測定には温度計が必要ですが、そこまでしなくても、掃除やレイアウトの習性などをしながら、普段から手を入れてみて、このくらいという感じを覚えておくのがいいですね。
水槽の材質によって水温が違う
うちは池を日向に作ってしまったので、日が当たると水温は確かに上がります。
ただし、日陰の手水鉢の方は、池に比べるとかなり冷たいのです。おそらく、材質が石だからかもしれません。
水槽の材質によっても、水温の上がり方には違いが出ます。
すだれを活用!
そして、今日は日差しが強いなあと思ったら、必ずすだれで日よけをかぶせてあげます。
というより、曇りの日以外は、池の半分が日陰になるように、6月に入ったらすだれは常に置いてあります。
小さな水槽やメダカ鉢は”お湯”になることも
池の場合はある程度水の量がありますので、その点、温度は上がりにくいのです。
心配なのは、水量の少ない、つまり、小さいメダカ鉢で日向に置いてある場合の危険度です。
小さければ、水温がすぐに上がってしまいます。真夏だったら本当に”お湯”になってしまいますので、注意が必要です。
プラスチック水槽は比較的水温が上がる
それと、石の水槽や池に入っている水よりも、プラスチック水槽の方が水が熱くなりやすいです。
私は最も最初の屋外水槽は、メダカ鉢で飼っていたのですが、最初の頃、うっかり日向に出しっぱなしにして置いたら、エビが茹でたように赤くなってしまって、びっくりしたことがあります。
お湯でぐらぐら煮立てなければ、赤くはならないと思っていたのに、低温でも赤くなっちゃうんですね。
ハムを作るときの加熱法と同じで、低温でも長時間の日射で”火が通った”状態になってしまったのかも。
ハムなんていやー!
ゴメンゴメン
なので、屋外でプラスチック水槽で、メダカとエビを飼う時は、夏になったら一度はチェックが必要です。
水温が上がっているようなら、場所を替えるか、以下のような対策をして、生き物の健康を守りましょう。
水温が上がるメダカ水槽の条件
もう一度まとめると、
- 石よりプラスチックの屋外水槽が水温が上がりやすい
- 水深が浅い屋外水槽の方がすぐ熱くなる
- 熱くなりやすいコンクリートやテラスの上もNG
屋外水槽の高温対策
一方、メダカ水槽の温度を保つ対策は
- すだれやよしず、あればパラソルなどの日よけを用意する
- 水を容器のぎりぎりまで多めに入れる
- 暑くなりそうなときはあらかじめ水を足す足し水をする
- 水が蒸発すると少なくなるので必ず水量をチェック
- 足し水や周囲への打ち水で温度をコントロール
打ち水というのは、水槽の周りに水を流したり濡らしたりしておくことですね。
たとえば、コンクリートの上に水槽を置いておくなら、コンクリート自体に水を流しておくと、それだけで周囲の温度が数度は下がります。
上から日差し、下はコンクリートの輻射熱というと、すごく熱くなりやすい条件が整ってしまいますので、テラスなどに屋外水槽を置く時は、日差しを遮る場所がおすすめです。
また、水槽の下にキャスターをつけるなどして、移動するなど環境に気を配ってあげてくださいね。
それでは、メダカもエビ君も、一緒に元気に夏越をしよう!