メダカとミナミヌマエビのいる部屋で殺虫剤を使ったら、エビの稚魚と母エビが突然死んでしまいました。
2日前に買ったばかりのごくごく一般的な殺虫剤、ワンプッシュ蚊取りというもの。
殺虫剤は、水槽のある家では使ってはいけないということをお知らせします。
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メダカの水槽のある部屋で殺虫剤は使えない
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今年の夏は、災害レベルの暑さということでしたが、猛暑のうちは不思議と蚊には悩まされずに済みました。
というのも、あまりに暑いと、蚊も全く活動できなくなってしまったようなのです。
そして、最近になってようやく暑さが一段落すると、蚊が復活してきてしまい、あちこち刺されて例年にはない、蚊の害に困ることになりました。
使ったのは「ワンプッシュ蚊とり」
それまでは、家では古いタイプのマットの電子蚊取り線香を使っていました。
長い時間それをつけておくようになりましたが、外出するときにはいちいち電源を取り外ししなければなりません。
そのため、夫が2日前に、「ワンプッシュ蚊とり」というものを買ってきたのです。
部屋の中で、プシュッとすると、24時間効果があるというものです。
類似品は、それまでも2階の寝室で寝る前に使ったことがあり、特に考えることなく、買ってきたその夜に夫が居間にプシュッとしました。
最初の夜は何も問題はありませんでしたが、電燈の下の床に、羽虫がたくさん落ちていまして、「殺虫剤のせいだね、すごいね」と言ったのを覚えています。
母エビが急に激しい動きを
次の夜も、夫が帰宅後に食事の前に、台所と居間、居間と引き戸でつながっている隣の部屋にそれぞれ、ワンプッシュしました。
夕食の後、居間に移って、ソファに座ったら、水槽に2匹いるうちの1匹、抱卵中の母エビが水槽の中を急激に上下に移動するのが見えました。
エビは、よく「ヒューン」という感じで、ゆっくり、または素早く泳ぐときがありますが、そのときは、その速さが普通でない感じでした。
しかも、水平に移動するのではなく、上下です。
私はいつもと様子が違うことに気がつき、水槽の前に行って上から覗き込みました。
水槽に羽虫が落ちていた
その時に気がついたのは、水槽の表面に、殺虫剤で死んだとみられる、羽虫が1匹落ちていたことです。
母エビはすぐに激しい動きを止めましたので、私はいつものようにスポイトで、羽虫とミナミヌマエビのフンなどの掃除を始めました。
隣の稚エビにも異変が
そして、気になって隣の稚エビを入れた容器を見たら、どうもこちらも稚エビの動きがいつもと違います。
皆で容器の中をぐるぐると周遊することはありますが、そうではなくて、すべてのエビが細かく動いているという感じだったのです。
たいていは、エビはそれほど動くことはなく、むしろ外敵に見つからないように、じっとしていることが多いのです。
見ているうちに、どうやらエビが苦しがってもがいているのではないかと気がつきました。
再び母エビを見ると、やはり同じようになっており、横になって、脚を動かしているものの、もう起き上がることはありませんでした。
そして、今まで元気に育ってきた稚エビ20匹余りも、あえなく全部死んでしまいました。
とてもとてもショックな出来事でした。
すぐに水槽の水を取り換える
しかし、メダカと、ミナミヌマエビのもう1匹は無事でしたので、とにかくその時点で生きていた母エビを別な容器に移し、水を新しいものに取り換えました。
その後は異変はなく、メダカと残ったエビは普段と変わることなく、そのまま無事でした。
水槽がある部屋ではワンプッシュ蚊取りは使用できない
最初は殺虫剤のせいとはおもいませんでしたが、2つの別々な水槽で異変が起こったというのは、殺虫剤のせいかもしれないというと、夫がネットで調べてくれました。
メーカーのサイトでの注意点
アース製薬のページには、【 その他の注意 】として次のようにありました。
特に、観賞魚等の水槽や昆虫の飼育カゴがある部屋では使用しない。
つまり、水槽のある部屋では使用できません。
ちゃんと、注意書きを読むべきだったと言えるかもしれませんが、使う前にそれほど、文書をよく読む人ばかりとも言えないように思います。
人体への影響は?
同時に心配になるのは、人への影響はないのか、という点ですが、これについては、
フマキラー社
「殺虫剤に配合されているピレスロイド系は虫に特異的に働く成分であり、人を含む恒温動物にはほぼ作用しないため、ほとんど害がない。ただ、肌(粘膜、特に目や鼻)に対しては刺激がある場合もあるので、直接かかるとピリピリする人もいる」(フマキラー)
アース製薬
「虫と人間では体の大きさや生理的な反応が異なる。使用しているのは昆虫に特異的に効く殺虫成分であって、人間に対しては違う。そもそも安全倍率を高めに設定している」(アース製薬)。
--日経トレンディネットより
とのように説明があります。
水槽のある家では、すべてが害があるのか、あるいは、噴射の条件によっては安全なのかなどの細かいところはわかりません。
しかし、いずれにしても、水槽のある部屋においては使わない方が無難だと思います。
製品それ自体はとても便利なものですが、注意書きにも書いてあることですので、確認することをおすすめします。
継がれゆく命
雄エビが1匹だけになって寂しくなってしまったので、屋外水槽から、新しいエビを連れてきて居間の水槽に加えました。
すると、雄が大喜びして、雌エビにくっついて離れません。
ラブラブ~ 黒っぽい方がメス、白い方がオスです。
雌エビは、間もなく脱皮。そして、抱卵。
それまでの稚エビが全滅してしまったのは悲しかったけれども、命が継がれていくことにほっとした一連の出来事でした。
現在の当ブログの水槽は、ダイソーのコレクションボックスを使用しています。
レイアウト詳細:
100均コレクションボックスを水槽に!メダカミナミヌマエビ混泳2020泳
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