メダカの稚魚の容器や水槽にはどんなものがいいのでしょうか。
メダカの成魚と違って稚魚には、広くて浅い容器がおすすめです。また、体は小さくても、ある程度の水が入る大き目の入れものがいいです。
逆に、深いもの、口が狭いものは適しません。メダカの稚魚に適した容器をお知らせします。
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メダカの稚魚の飼育に適した容器
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メダカの生まれたばかりの稚魚はとても小さいですよね。
メダカの観察に適していて、メダカにとっても住みやすい容器と水槽は下のような特徴を持ったものです。
・水面の面積が広い容器
・水の深さが浅い容器
・口が小さくない容器
・水量がある程度入るもの
・軽くて持ち運びができるプラスチック製
・透明
一つずつ解説します。
メダカの水槽の種類
メダカの水槽には、そもそも横から見る水槽と、テーブルなどの上に置く卓上タイプの水槽というものがあります。
つまり、四角い水槽なら、横から見ることになっていますが、卓上水槽の場合は、メダカや他の魚を含めて、全体を上から見ることになります。
卓上水槽のことは、テーブルアクアリウムといいます。
水槽によって、上から見るものなのか、あるいは横から見るものなのか、それぞれの見る角度に合わせてレイアウトをすることになります。
メダカの稚魚は水面にいることが多い
メダカの成魚とか、金魚のような体の大きな魚であれば、横から見る方がきれいに見えます。
熱帯魚などの水槽もそうですよね。魚たちはほぼまんべんなく水槽の中を泳ぎまわるので、横から見た方が魚のきれいな色が観察できます。
メダカの稚魚に関して言うと、あまり深いところにいることはなくて、水面に集まっていることが多いです。
なので、メダカ稚魚の場合は上から見るタイプの水槽が適しており、水面の面積が広いものの方がいいです。
その方が、メダカの稚魚たちを一度に見ることができます。
メダカ稚魚が餌が食べやすい浅い容器
メダカは稚魚も含めて、水面に浮いている餌を食べます。
水の底の方にメダカがいると、水面に餌を撒いても気が付かなかったり、また水面にまで上がってくるのに時間がかかってしまいます。
上記の瓶のような縦長の容器は、卵がかえるまでの容器としては良いのですが、稚魚が生まれてからでは適さない形です。
メダカ稚魚は小さいので近くで観察
メダカの稚魚はとにかく小さいので、よく見ないと見失ってしまいくらい。
顔を近づけて見ないと様子が観察できません。
たとえば、バケツのような容器で、底に水が少ししか入っていないと、水面のメダカまで距離があり過ぎてメダカが見えませんね。
なので、洗面器のように、底が浅い形の容器の方が、顔を近づけるとメダカがすぐに見えていいのです。
口の広い物がやりやすい
太鼓鉢という金魚鉢の種類がありまして、上がそうですが、巾着の形のように上がすぼまっています。
デザインは、とてもきれいなのですが、瓶のような形のものよりも、洗面器のように底まで手が届きやすいものだと、中を洗う時には洗いやすいです。
また、水草など水槽の中に何かをレイアウトするとき、それから水の中のゴミをスポイトで取ったり、水替えに水をすくったりする時、水が浅いと手入れがすごく楽です。
水替えが断然楽
特にメダカ飼育の初心者の場合、水の量が少ないと水替えが楽です。
その場合に、毎回1リットルの水替えをするのと、500mlでいいということになると、少なければ少ないほど作業が簡単です。
容器が軽くて、両手で持って移動の上、水道のところに持って行って中を洗えるるというのもポイントです。
小さすぎる容器もダメ
メダカの稚魚は体がとても小さいので、比率から言うと、フードパックぐらいでも十分なのですが、初心者だとどうしても餌をあげ過ぎてしまい、水が汚れると稚魚は弱いのですぐ死んでしまいます。
稚魚の体の割には大きめかな、と思うくらいの大きさのものがいいです。
メダカ稚魚に適した容器を再度まとめますと
・水面の面積が広い容器
――水面に来る稚魚がよく見える
・水の深さが浅い容器
――稚魚がすぐに餌が食べられる 水替えが楽
・口が小さくない容器
――水槽のレイアウトや手入れがしやすい
・水量がある程度入るもの
――水が汚れやすくなって稚魚が死ぬのを避ける
・軽くて持ち運びができるプラスチック製
――水道に持っていくなど作業が楽
・透明
――横からも見えるし、光が入って明るいので観察がしやすい
メダカ稚魚の飼育に適した容器は上のようなところです。
どうぞ参考にして、メダカの稚魚飼育をお楽しみくださいね!
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