メダカやミナミヌマエビのいる部屋で、蚊取り線香をつけてもいいか聞かれました。この季節はどうしても蚊取り線香をつけたくなる時がありますよね。
蚊取り線香で絶対ダメなものは、ワンプッシュ蚊取りです。それ以外の、アースの蚊取り線香などは、酒類と使い方によっては気をつけた方があります。どれが良くてどれがダメなのかをお知らせします。
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メダカやミナミヌマエビと蚊取り線香の相性
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夏はどうしても、部屋に蚊が入ってきてしまって蚊取り線香をつけたくなります。
しかし、メダカの水槽がある場合は、蚊取り線香をつけていいのかどうか、心配になりますよね。
蚊取り線香は種類によっては、メダカやエビに害があることがあります。
ワンプッシュ蚊取りでミナミヌマエビが全滅
私は、一度家族がメダカ水槽のある所で、ワンプッシュ蚊取りというのを使って、ミナミヌマエビの稚魚が、全部死んでしまったことがあります。
ワンプッシュ蚊取りというのは、スプレータイプの蚊取りで、部屋の中央で数回スプレーするというものです。
それから10分後くらいには、ミナミヌマエビの親と稚魚の動きがおかしくなって、結局全部死んでしまいました。
その時の様子は下の記事。
とてもショックを受けたので、蚊取り線香や殺虫剤について調べました。
蚊取り線香の説明を読む
ワンプッシュ蚊取りには、説明書きに「水槽のある部屋では使わないように」との但し書きがありました。
最初からよく読んで使うべきだったと思います。
たいていの説明書には使い方と共に、使えない場合や場所の説明が書いてあります。
これらの商品を買う時や、使う時は、まず、説明書きをよく読んでから使用しましょう。
他の蚊取り線香について、調べたことを記します。
渦巻型蚊取り線香とメダカ水槽
渦巻に撒いてある緑の蚊取り線香で、煙が出るもの。こちらはオーソドックスな昔からある蚊取り線香です。
古くからあるものなので大丈夫そうに思えますが、こちらに含まれている成分の「アレスリン」というものがあります。
そのアレスリンに関しては、wikipediaの説明だと
アレスリン類は、哺乳類および鳥類に対して低い毒性を示し、RAIDや蚊取線香といった多くの室内用殺虫剤に使用されている。しかしながら、魚類およびハチに対しては高い毒性を示す。アレスリンに曝された昆虫は、死亡する前に麻痺状態となる(神経系作用)。―wikipediaより
とあるので、やはり使わない方がよさそうです。
アースノーマットはメダカ水槽OK
アースノーマットに関しては、キンチョーのHPには下のように答えがあり、換気に気をつければ、使用は可能です。
犬・猫・ハムスター・小鳥などのペットや観賞魚がいる部屋でも、ご使用いただけます。ただし、閉めきった部屋や狭い部屋で使用する場合は、ときどき換気をしてください。―https://www.earth.jp/support/faq/fly-mosquito/aa0020/index.html
「おすだけノーマット」は使用不可
一方、同じアース製薬でも、「おすだけノーマット」というスプレー上の製品には、以下のような但し書きがあるので、使用はできません。
「飲食物、食器、飼料、おもちゃ、観賞魚、小鳥などのペット類、観賞植物にかからないようにすること。特に観賞魚等の水槽や昆虫の飼育カゴがある部屋では使用しない」 ―「製品の使用上の注意」より
これらの製品について一覧にまとめると以下のようになります。
製品名 | メーカー | 可不可 | 備考 成分など |
ワンプッシュ式 蚊取り | ベープ | 使用できない | |
渦巻型蚊取り線香 | キンチョー | 使用できない | アレスリン |
アースノーマット | アース製薬 | 使用できる | |
おすだけノーマット | アース製薬 | 使用できない | ピレスロイド |
終わりに
メダカ水槽やミナミヌマエビのいる部屋では、殺虫剤を使う時には、注意が必要です。
一律にダメというのではなくて、まず、説明書きをよく読んで、水槽のある部屋に関しての注意が書いてある場合は、使用は慎重にするべきです。
なお、当然のことに、これらの薬はメダカのような小さいものには害があっても、人間には大丈夫なように作られているそうです。
なので、その点はあまり神経質になる必要はありませんが、ペットに関しては、人間とは別だということを忘れずに、それぞれの生き物に合った環境を整えてあげましょう。
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