苔のテラリウム、苔が枯れた場合の手入れはどうしたらいいでしょうか。
昨年9月から11月に作った苔テラリウム、その後、苔が枯れたものと枯れないものとに分かれました。
苔が枯れたり変色した場合の手入れと、苔が枯れる枯れないを分ける容器他の違いについてお知らせします。
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苔テラリウムの新作
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苔テラリウムの新作がこちらです。
苔の名前はわからないのですが、庭にあった苔を使いました。
日陰の固い土の上に大きく広がっている苔で、茎の立ち上がりがたくさんあり、全体の高さが高いのが特徴です。
茎の根元は濃い緑、茎の方が黄緑色で、きれいなツートンカラーです。
この苔は今までも何度か試しているのですが、育てるのに難しい苔という印象です。
採った時はきれいなのですが、その後、立ち上がった茎の先の葉が枯れてきてしまうことが多いのです。
それで、たぶん水が足りないのかと思って、水をあげて下から吸わせようと思うと、今度は土に近い方の部分が根腐れを起こしたようになって、茶色になってしまいます。
もしかしたら、元気であっても枯れながら入れ替わる苔なのかもしれません。
苔にもいろいろな種類のものがあるので、使ってみて育てるのが難しいなと思ったら、そこまでにして、切り替えるのがよさそうです。
外に生えているときは、まったく問題がないのですが、やはり、器に入れた後の環境に合う合わないがあるのでしょうね。
今度は上手に育つといいのですが。
苔テラリウムの作り方については
これまでの苔テラリウム今の様子
昨年の9月頃に作成。ガラスの器に入れた苔テラリウム。
苔は自宅で採取。苔の名前は不詳。
これもとても気に入っていたのですが、春になって空気が乾燥した日が続き、一日霧吹きでの水やりが遅れたら、手前半分の持ち上がっている部分が、文字通り立ち枯れて茶色になってしまいました。
この苔は、ガレージの日陰のテラス部分、コンクリートの上に生えていた苔で、乾燥には弱いのかもしれません。
苔は季節の変わり目に注意
元々苔は屋外にあるので、真冬の寒い時でも平気なのですが、一般的には、乾燥は良くないようです。
そして、季節の変わり目、冬から春になった、春から夏になった、というような季節の変わり目には、管理、とくに霧吹きを注意して行わなくてはならないのですね。
バブルボウルの苔テラリウム
もう一つ気に入っていたピータラビットの苔テラリウムはどうなったかというと、これも最初に比べると、若干枯れ気味です。
作成した時はこんな感じ。
手前と奥とで、2種類の苔を使っています。
苔が枯れた場合の手入れ
苔が枯れた場合はどうするかというと、上のテラリウムは一部分を取り除いてその部分だけの入れ替えもして手入れをしています。
枯れた苔は、放っておいた場合は回復はあまりしないようです。
元々、苔というのは庭の雑草のようなものとは種類が全然違うので、どんどん育つということはありません。
雑草並みだったら、とっくに容器をはみ出してしまいます。
逆にそれほど育たないので、管理が簡単なのですね。
とにかく、枯れた後すぐまた新しく芽が出て増えるというようなことはまずないです。
なので、苔テラリウムの小さいものなら、潔く入れ替えてしまうのがおすすめです。
苔が枯れなかったテラリウム
そして今回、苔が枯れなかったテラリウムは、こちらのものです。
自作のペットボトルの容器で作ったテラリウムです。
苔以外のグリーンは、伸び気味なので、トリミングが必要ですが、苔それ自体は、まったく枯れることがなく、緑色を保っています。
こちらは、最初に作った時の画像。
今もほぼ同じ状態です。
ペットボトルの再利用で作れるので、これはとてもおすすめですね。
苔が枯れる枯れないの違い
苔が枯れたものと、枯れなかったものとでは、リビングの全く同じ場所に並べているのですが、違いは何だったのか。
それは、容器の形による、乾燥度、瓶の中の湿度の違いのような気がします。
お皿のようなものに入れた場合は、乾燥がしやすく、密封された空間の方が水分が飛びません。
どうも苔というのは、土から近いところに横に広がっているところ、そして、水やりは、霧吹きで行うところを見ると、土だけではなくて、空気中の湿度がある程度保たれているところの方が、育ちがいいようです。
いろいろな容器で試しましたが、平らな容器よりも、やはり瓶のような、湿度が保たれる形状の物の方がよいのですね。
あともう一つはこちら。
こちらの苔リウムは昨年11月に作りましたが、今までまったく枯れることがありませんでした。
上が空いていても、縦に細長い容器だと湿度が保たれているのかもしれません。
あとは、湿度を保つには、底に敷く土の厚みも若干関係しそうな気もします。土が厚ければ、乾燥が避けられますね。
この容器を使ったキットも出ています。
苔テラリウムは試しながら育てよう
苔テラリウム、いろいろな容器で試していますが、環境は器によっても様々です。
また、同じように育てていても、苔によっても、合う合わないがあります。
一度作ってみて、失敗してしまっても、容器を変えたり、苔を変えたりして、様々に試してみてくださいね。
初めての方は、キットもおすすめです。