苔を採取するときに、ばらばらになってしまっていませんか。
テラリウムの新しい苔を庭から採取してきましたが苔の種類によっては、どうしてもまとまって採れないものがあるようです。
その際に、調理器具のドレッジというプラスチックの板を使うとうまくいきます。
苔の採取とドレッジについてお知らせします。
スポンサーリンク
ガラスのボトルの苔テラリウム
[toc]
新しい苔のテラリウムを作りました。
実家ににガラス瓶の空容器があったので、それを使って、大型のテラリウムを作ってみたいなと思っていたのです。
洋風の庭園をかたどったような、ステキなレイアウト、あこがれますね。
でもまだまだ、レイアウトのグッズもデザイン力もないので、とりあえず、苔を敷き詰めてみるだけでもいいかなと思って作ってみました。
作ってみたら、緑の面積が多いと、それだけでも十分きれい!
今はこれを、キッチンの出窓に置いています。
仕事をしているときに眼に見えるところに置いてあると、目にも楽しいですし、苔の様子も一目でわかります。
隣にあるのは、ミナミヌマエビのアクアリウムです。
私の場合、アクアリウムが最初で、苔リウムは、材料が同じなので始めたんですが、逆に苔リウムの方が、アクアリウムを始めるのは簡単ですよ。
生き物は入れなくても、夏は涼し気ですし、十分きれいです。
深い容器のボトルは苔が乾燥しにくい
今回の大きなボトルの苔テラリウムのいいところは、乾燥しにくいところ。
蓋は普段は閉めないで、半分ずらしてあるのですが、容器が深いので、まったく乾燥しません。
他の苔リウムは、皆オープンタイプです。
こういう、タイプだとどうしても乾燥するので、毎日霧吹きをする必要があります。
霧吹きをうっかり忘れてしまうと、気候が乾燥しているときだと、苔が枯れてしまいますね。
苔テラリウムの苔は庭から採取
今回苔の採取は、庭から行いました。
これはカーポートの脇のコンクリートの高さのある所です。
採取に使ったのが、ドレッジという道具です。
コンクリートの苔をはがす道具
これは何かというと、お菓子作りの時に、主にバターを細かく切り混ぜるのに使う道具です。
他には、まな板の上で細かく切った具材などを、鍋に移動するなどする時にも使えます。
というのは、上の写真で見るドレッジの縁が、ナイフのように、とがった作りになっているので、物がすくいやすいんですね。
そのため、これを苔の採取の時に使うことにしました。
それまではスコップを使っていますが、スコップの端に比べると、ドレッジの端ははるかに薄いので、すくいやすさは格段に違います。
上のスコップを使った時はバラバラになっていますが、ドレッジだとスコップよりずっと良い具合に、苔をはがしながら取ることができます。
それでもこの苔は、ばらばらになりやすい苔で、種類がこれまではなかなかわからなかったのですが、もしかしたら、ハマキゴケかなあ…
ハマキゴケの特徴
ハマキゴケだとすると次のような特徴が
ハマキゴケ
ブロック塀やコンクリート壁などに生える。茎の長さは5㎜。
乾いたハマキゴケに霧吹きをかけると素早く葉を広げる様子が観察できる
薄くしか生えないので採取が極めて困難。乾燥を好むためテラリウムには不適。
確かに、ドレッジを使っても、この苔は、苔の下に土がほとんどついていないために、ばらばらになりがちです。
ただ、植える時に、やや隙間が空いてもいいですので、細かくなった苔を間に詰めるようにしています。
間に石を入れたり、白砂を敷いたりすればもっと良くなると思います。
四角い小さいサンプルも作りましたが、これだと使用する面積が小さいので、全く問題ないです。
せっかく手に入りやすい苔なので、工夫して利用したいものです。
テラリウムには不適とのことなのですが、現在のところ、状態は極めて良好です。
一見不向きかなと思われる苔でも、身近なところに苔を見つけたら、一度はチャレンジしてみてくださいね。
ドレッジは、価格は200円以下と安価なので、おすすめです。もちろんお料理やお菓子作りにもお使いください。。