苔テラリウムの土は何を使ったらいいのでしょうか?
苔テラリウムの土は普通の土ではなく、水分を吸収する専用の石と玉状の土であるソイルの両方を二重にして使うのがベストです!
花屋さんのワークショップで習った苔テラリウムの土と、ボトルに土を入れる際の基本的な作り方を説明します。
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苔テラリウムの土について
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苔テラリウムの土は、普通の外にある土や庭土ではなくて、苔テラリウムに向いたものを使います。
私がワークショップで習ってきたときは、"石"と土の代わりになるソイルというものを二重に使う方法でした。
苔テラリウムの土の敷き方
ワークショップではこのような小さな瓶を使い、まずそこに石の一種を入れました。
この石は、普通の砂利ではなくて、苔テラリウムに適した水分を適度に吸い取る「珪酸塩白土」というものです。
粘土の一種ですが、もちろん湿って固まっているものではなくて、専門用語だと「軽質多孔性高度珪化」。
水を吸う吸湿性のある粘土です。
商品名はミリオンA。小さな袋で少量でも売っていますので、簡単に手に入ります。
苔テラリウムの土は”ソイル”を用意
瓶の底に、上の白土を入れたら、その上にソイルという、玉状の土を入れます。
ソイルというのは、メダカの水槽などに使うものと同じもので、土が粉状ではなくて、玉状に固まっているものです。
粉末が出ることが極めて少ないので、水槽やに使っても水が汚れず、管理や取り扱いが簡単です。
ソイルは普通の土より扱いが簡単
テラリウムに使う時も同じで、さらに、粒粒なので、間に空気が通り、湿った土の嫌な臭いがありません。
また、苔テラリウムは、どうしても、瓶の中の水分が多いためカビやすいのですが、こちらはカビの防止にもなります。
珪酸塩白土がない時は、ソイルだけでもだいじょうぶですが、たくさん土を入れるときや、瓶の中の水分が多めになりそうなときは、できるだけ珪酸塩白土を使った方がよさそうです。
花屋さんの推奨する方法ですので、お試しください。
苔を入れる前に土に霧を吹く
瓶にソイルを入れた後は、霧を吹いて、ソイルの色が、茶色からさらに黒っぽくなったところを確認。
そのあとで、苔を入れます。
苔指で良く押し、根が土に密着するようにすることが大事です。根付かないと苔が枯れてしまうようです。
ここが一番大切なところだと、ワークショップで力説されました。
水をかけてしまうと水分量が多すぎるため、「霧吹きも買わなくちゃ」と参加者。霧吹き必須です。
出来上がりを裏から見たところ。
側面が、土の粒の触れたところに水がついているのがわかります。
その他のソイルの粒粒の間には、隙間があって、空気が通っているので、これでムレ過ぎることがありません。
苔は、表面は湿っているのがいいので、霧吹きで水やりをしますが、下に水が溜まっているのは良くないそうです。
花屋さんのワークショップで習った方法、これで上手に育つといいなあと思います。
苔テラリウム最初はシンプルに
案外苔をきれいな緑に保つのは難しいので、最初はレイアウトに凝らないで、シンプルに苔だけ、または「苔+石」、「苔+流木」などで試すのがベストです。
苔の様子と管理、育て方に慣れたら、そのあとでさらに大きな瓶にレイアウトしていくのがいいと思います。
苔の種類と特色はいろいろ
苔の種類は、かなり数多くあります。
苔によって、日が当たってもいい、乾燥に強い、弱いなど、性質が違うので、全部がテラリウム向きというのでもありません。
また環境に合わないと、苔が枯れたり根腐れを起こすなどして、色が悪くなってしまいます。
最初からきれいに作りたいという場合は、デザイン性に優れて、レイアウトもきまっている、キットがおすすめです。